asayFP本舗の日記

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「出費は収入の範囲内に押さえてください」3

4月入社「新社会人」へのメッセージですが、「退職金を得て投資デビュー」を考える方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

 

日本人には、子どもに、お金について学ばせる習慣があまりありません。

子どもにお金の話をするのは、良くないこととする風潮すらあります。

そのため、中高年になっても、お金について人生設計ができない方がいます。

そこにつけ込んで、老後の不安をあおりつつ、高額な手数料を取るビジネスがはやります。

新社会人へのメッセージを、いっしょに読んで考えていただきたいと思います。

 

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一番大切なのは、収支管理

 

社会人になると、収入が増えると同時に、学生のころにはなかったいろいろな支出が発生します。

行き当たりばったりでお金を使うのではなく、収入と支出のバランスを考えながら使うことを覚えましょう。

社会人1年目に、収入と支出の予定表を作ろうとしても、経験がないだけに難しいと思います。

最初は、「走りながら考える」ことになるでしょう。

一つ、努力していただきたいことがあります。

支出は、原則、収入の範囲内に抑えることです。

そうは言っても、臨時に大切なイベントで、お金を使わなければならないことがあるかもしれません。自分にとって「ここぞ勝負」と思う機会に、自分を磨くための支出が必要になることも、あるかもしれません。

生きたお金の使い方をした結果、支出が収入を上回るのは良いと思います。ただし、支出が収入を上回る状態を、いつまでも続けることはできません。

家計の収支が恒常的に赤字になっている方に、その理由をお尋ねすると、「臨時のやむを得ない支出があったため」という答えが返ってくることが多いです。

友達の結婚式が多くてお祝いの出費が増えた、お世話になった人に記念品を贈った、歯の治療費がかさんだ、などなど。

「臨時の支出」は常に発生するものと見込んで、支出をコントロールする必要があります。